EQUIPMENT 設備
「できません」と言わないために、
設備を選んできました。
大きいサイズも、特殊なコーティングも、データだけの段階からの試作も。全国のお客様の治具を断らないために、野口製作所は設備を整えています。
NAGANO FACTORY
2025年末、長野工場を開設しました。
野口製作所はこれまで、東京の本社工場を拠点に全国のお客様へ対応してきました。しかし取引先が150社を超え、本社のキャパシティが限界に近づく中で、「2週間納期」を守り続けることが難しくなりつつありました。
そこで2025年末、長野に新工場を開設しました。長野という立地は、東京だけでなく、静岡・名古屋・大阪エリアのお客様へのアクセスも視野に入れて選びました。敷地にはまだ350坪の更地があり、需要に合わせてさらに拡張できる余地を確保しています。
EQUIPMENT LIST
全国対応を見据えて、
設備のサイズと種類を拡充しました。
「大きいものができません」と言いたくない。全国のお客様の治具に対応していくなら、サイズで断る場面をなくす必要がありました。その一点で、設備を選んできました。
コーティング
テフロンコーティング設備(自社導入)
補助金を活用して自社導入。外注なしでの対応が可能になり、納期短縮にも直結しています。 最大サイズ:H1500×W800×D800mm
3D製造
3Dプリンター導入
データから試作品を製造。金型完成前から治具の準備を進められます。 成型サイズ:H500×W300×D300mm
環境設備
ウェットスクラバー導入
コーティング乾燥時に出る排ガスをウェットスクラバーを導入し、より環境に配慮した形で排気していきます。 排気ダクトで吸引するので、現場環境もより働きやすくしています。
溶接
TIG溶接機 3台増設
Panasonic(YC-300BP4)を本社と合わせ計6台に増設。量産も早く、様々な溶接に対応できます。
乾燥炉
大型乾燥炉
大型コーティング槽に合わせて導入。縦長タイプ(H1900)・横長タイプ(W2000)の2種類を備え、形状や用途に応じて使い分けられます。
3D製造
3DCADでの作図
SOLID WORKSを導入し、投影図などでわかりやすく作図が可能です。
3D PRINTING DETAIL
データがあれば、
現物がなくても治具を作れます。
きっかけは、お客様からの一言でした。「金型がまだ上がっていないけれど、金型完成と同時にメッキを始めたい。治具を先に作っておけないか」というご相談でした。
現物がなければ治具を作れない。それが業界の常識でした。でも野口製作所は、3DCADと3Dプリンターを導入することでその常識を覆しました。データから試作品を製造し、それに合わせて治具を設計する。現物がある状態で作るのと変わらない精度で、金型完成を待たずに準備を進められます。
現物に合わせて作ることで治具の精度も上がり、職人が「これで合っているのか」と不安を抱えたまま作業するケースがなくなりました。この取り組みをしている治具屋は、業界でもまだほとんどいません。
WET SCRUBBER DETAIL
環境への配慮と、
働きやすい現場づくりのために。
コーティング乾燥時に発生する排ガスを処理するため、ウェットスクラバーを導入しました。
排気ダクトで吸引することで現場環境も改善し、より働きやすい職場を実現しています。
環境負荷を抑えながら、品質と安全を両立する設備として、今後も積極的に活用していきます。
TOKYO HQ FACTORY
創業から70年、
本社工場で培ってきた技術があります。
東京の本社工場は、野口製作所が70年にわたって技術を積み上げてきた場所です。建屋は約90坪とコンパクトですが、熟練した若いチームが高密度に稼働しています。長野工場との連携により、本社では培ってきた技術と提案力を活かした対応を、より集中して行える体制を整えています。